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公立高全日制定員 初の6000人割れ 山梨

 県教委は2日、平成30年度の公立高校入学者募集定員を発表した。全日制は3年連続で減少し、前年度比230人減の5830人となった。記録が残る昭和31年度以降、初めて6千人の大台を割り、最少だった前年度を更新した。

 県教委の高校改革・特別支援教育課は「少子化が理由で、今後も減員は続く見通し」としている。来年3月の中学卒業予定者は、今春卒業者より268人少なくなる見込み。

 定員減少の対象校は16校で、前年度の3校から大幅に増加。16年の18校に次ぐ水準となった。

 同課は「普通科は従来の1クラス40人単位の減少でなく、学校ごとの影響を軽減するため広く薄く減少する形にした」としている。

 各校の減少数は「生徒減の程度など地域の実情に応じて判断した」という。

 地域ごとの卒業予定者の減少見込みは、多い順に東部地域約90人▽峡東地域約80人▽南アルプス市約50人▽峡南地域約40人-など。

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 定員が減少した高校は次の通り。

 【20人減】甲府南・普通科▽巨摩・同▽山梨・同▽塩山・同▽都留・同▽吉田・同▽上野原・総合学科

 【15人減】都留興譲館・英語理数科

 【10人減】北杜・普通科▽韮崎・文理科▽韮崎工・工業科▽増穗商・商業科▽市川・普通科▽峡南・工業科▽笛吹・食品化学科、果樹園芸科(各5人)

 【5人減】▽農林・食品科学科