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北京の乗用車、新規増加枠を2018年より5万台縮小―中国

第3回世界大都市交通発展フォーラムが24日に開催された。北京市交通委員会の周正宇主任は「北京の交通発展と対策」と題した講演で、北京の渋滞緩和の目標について「2018年より乗用車指標を引き続き5万台減らし、毎年10万台の指標に変える。この引き締めを2020年まで続け、北京市の乗用車台数を630万台以内に抑える。乗用車の使用頻度の制限も立法手続きに入っている」と明らかにした。北京日報が伝えた。 

北京市は2011年より乗用車の購入制限を開始した。自動車の伸び率は19.66%から3.64%まで急激に低下し、その後数年にわたり4.56%以内を維持している。そのなかで伸び率が最も低かったのは2015年で、わずか0.5%。交通当局はその主因について、強制的廃棄処分の新規定が同年打ち出され、多くの自動車が廃棄処分されたためと説明。これにより自動車の新規増加分の一部が相殺されたという。 

自動車保有台数は2018年より再び減少する見込み。北京市の乗用車新規増加枠は年間15万台で、うち普通指標の上限は9万台、新エネ模範的応用指標の上限は6万台。北京市の乗用車新規増加枠は2018年に再び縮小され、毎年10万台に減少する。また、新エネ車が指標に占める割合が上昇を続け、一般乗用車ナンバープレート抽選の当選率が過去最低を更新する可能性が高い。