2016年9月20日、環球網は、「中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に対し、モンゴルが融資を求めている」と報じた。
英BBCの報道として伝えたもので、モンゴルは長さ550キロメートルの新路線を含む複数の鉄道プロジェクトを推し進め、中国と欧州とつながる鉄道網を整備したい考え。これにより外資の呼び込みや貿易促進を目指す。融資の額についてモンゴルは明らかにしておらず、AIIBもコメントを控えている。
モンゴルは中国の国境と世界最大級の炭鉱タバントルゴイを結ぶ鉄道建設にこれまで2億ドル(約205億円)を投じてきたが、交通当局関係者によると「完成には8億ドル(約820億円)必要」。AIIB以外の機関などと融資計画について協議を行う考えも明らかにしている。
5年前は経済の2桁成長を実現したモンゴルだが、近年は苦境に陥っている。中国とは2014年に全面的戦略パートナーシップを確認し、AIIBにも創設メンバーとして加わっている。