世界の主要150都市の2015年第1四半期から16年第1四半期までの住宅価格の平均上昇率を比較したランキングで、中国の深センが首位となった。
参考消息網が12日伝えたもので、英不動産コンサルティング大手ナイト・フランクによると、深センの平均上昇率は62.5%で最も高かった。2-5位は上海の30.5%、トルコ・イスタンブールの19.6%、南京の17.8%、北京の17.6%と続いた。150都市全体の平均上昇率は4.5%だった。
ロイター通信は先月、深センについて、過去40年の間に漁村からハイテク企業の拠点へと変ぼうし、テクノロジーや広告、デザインなどの有力企業や若く有能な人材を引き付けてきたとした一方で、不動産価格が過去10年間で580%急騰し、若い人材の流出が懸念され、「中国のシリコンバレー」と称される都市の競争力が奪われつつあると伝えている。