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中国の都市部と農村部、格差拡大続く―仏メディア

2016年4月12日、仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(中国語電子版)によると、中国国家発展改革委員会マクロ経済研究院長の馬暁河(マー・シャオハー)氏はこのほど、「中国の都市部と農村部の格差は拡大している」と指摘した。 

中国では15年、人口の上位2割の高収入者と、下位2割の低収入者の格差が10.45倍に開いた。過去15年にわたって都市と農村住民の収入格差は開き続けている。馬氏は「政府はこのところ『都市部内の収入格差は縮まっている』と強調しているが、都市と農村の格差は広がっている。消費拡大の大きな障害になっている」とした。 

15年の可処分所得で比較すると、人口の上位2割の平均は5万4544元(約914万円)、下位2割の平均は5221元(約8万7500円)だった。1カ月当たりの可処分所得が1000元(約1万6700円)に満たない人は人口の4割の約5億5000万人に達している。馬氏は「高所得者は『買うべき高品質の商品がない』と主張し、低所得者は買うためのお金がない。両方の理由が消費拡大を阻んでいる」としている。