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小学生の頃、最も習い事をしていた都道府県は「●●県」

今も昔も、子供たちを楽しませ、悩ませている「習い事」。ちなみに最近は、プログラミングが人気なのだとか。子供時代に、何か習い事をしていた記憶がある人も多いのではないでしょうか? 株式会社引越し侍は、同社が運営する引越し比較・予約サイト『引越し侍』の利用者に実施したアンケート結果を元に、習い事に関するランキングを公開した。はたして、あなたのやっていた習い事は、何位にランクインしているだろうか?

◆およそ9割の人が小学生の頃に習い事をしていた

【全体の結果】
小学生の頃習い事をしたことが「ある」…89.7%
小学生の頃習い事をしたことが「ない」…10.3%

 小学生の頃に習い事をやっていた人の割合は89.7%と、なんと約9割の人がなんらかの習い事をしていたという結果となった。男女別で見てみると、女性が93.3%なのに対して男性は85.8%と、女性のほうがやや高い数値となっている。年代別では、20代以下の92.4%が最も高く、世代が上がるごとに低くなっていき、60代以上では74.1%となっている。

◆もっともやっていた人が多かった習い事は「書道・習字」

 やっていた習い事の上位は、1位が書道・習字で43.5%、2位がピアノで31.9%、3位がそろばんで31.6%、4位が僅差で水泳の31.1%となった。以下、英会話、公文式、と続くが、5位の英会話でも10.5%となっており、上位4つの習い事とは、大きく差が開いている。

◆時代によって、人気の習い事が変化~年代別ランキング 

 年代別でみてみると、20代以下と30代以上の間に明確な違いがあるのがわかった。30代以上では、全て1位が書道なのに対して、20代以下では水泳が1位、2位もピアノとなっており、書道は3番手で36.8%となった。また、そろばんに関しても若い世代では習っている率が低くなっている。デジタルデバイスの浸透に伴い、アナログな「読み・書き・そろばん」の需要が減っていることが伺える。

 それとは逆に、水泳を習っている割合は若い世代ほど高く、20代以下では44.3%で1位となっている。水泳に関しては、30代でも42.2%と高い数字となっており、1970年代後半からスイミングスクールが全国的に増え始めたことで、メジャーな習い事として定着していったものと考えられる。

◆サッカー人気は、あの有名漫画が火をつけた?

 また、サッカーは30代以下でのみトップ10入りを果たしているが、これは1981年に連載が開始された人気サッカー漫画「キャプテン翼」の影響が大きいと考えられる。それまで小学生が習うスポーツと言えば野球だったのが、この漫画・アニメがきっかけとなってサッカーが一気に広がっていったと言われている。その証拠に、日本サッカー協会に登録された小学生のサッカー人口は、連載開始前の1980年には9万人程度だったのに対して、TVアニメの放映が開始された1983年には15万人に、連載が終了した1988年には24万人にまで増加していた。

◆最も習い事をしていたのは山梨県

【習い事をしていた数 都道府県別ランキング】
1位…山梨県(3.50個)
2位…奈良県(2.85個)
3位…三重県(2.62個)
4位…山形県(2.56個)
5位…群馬県(2.54個)

 最後に、平均いくつの習い事をやっていたのかを出身地別に見てみると、全体の平均値では、2.12個の習い事をやっていたのに対して、1位の山梨県は3.50個、2位の奈良県が2.85個、3位の三重県が2.62個となった。以下、山形県、群馬県と続いている。1位の山梨県のみ平均値が3を超えており、ダントツの1位に。

 下位については、47位が岩手県で1.10個、46位が熊本県で1.29個、45位が鳥取県で1.33個となっている。1位の山梨県と最下位の岩手県では、実に3倍以上の差が開く結果となった。

 今回の調査で、およそ9割の人が、小学生の頃に何らかの習い事をやっていたことが分かった今回の調査。年代や性別、地域によっても異なる傾向が見て取れる。今後も、時代の流れに合わせて種類を変えつつ、子供たちが習い事をする習慣は、続いていくのではないだろうか。

【調査概要】
調査エリア:全国
調査方法 :同サイトを利用し、実際に引越した人を対象にインターネットアンケートを実施
調査期間 :2015年5月~6月
サンプル数 :1,761件