国際銀行間通信協会(SWIFT)によると、8月に人民元は日本円を抜き、世界4位の規模の国際決済通貨となった。中国サイト・FX168財経網が6日伝えた。
SWIFTのまとめによれば、8月に世界で人民元建ての国際決済額は9.13%増え、世界決済市場でのシェアが過去最高の2.79%に拡大。米ドル、ユーロ、英ポンドに次ぐ4位となった。同シェアは2014年1月には1.39%だった。
8月に人民元建ての決済が行われた国は100カ国以上あり、シンガポールでの決済が全体の24.4%で最多だった。次いで多かったのは英国で21.6%。
トレードファイナンスの分野では世界の信用状(L/C)発行額に占める人民元建ての割合が9.1%に上り、各通貨のうち2位の規模を維持した。