中国財政部が発表した1~8月の国有企業の利益総額は前年同期比6.6%減の1兆5507億4000万元だった。そのうち中央企業は同8.6%減の1兆1084億3000万元、地方国有企業は同1%減の4423億1000万元だった。9月29日、中国証券報が伝えた。
財政部は「国有企業の業績の下押し圧力は依然として強い。1~8月の利益の減少幅は1~7月に比べ4.3ポイント拡大。地方国有企業の利益も今年5月以来の減少となった。鉄鋼、石炭、非鉄金属業界の赤字が続いている」とコメントした。
また1~8月の国有企業の売上高は同5.9%減の合計29兆1695億元だった。そのうち中央企業が同7.9%減の17兆6223億1000万元、地方国有企業が同2.8%減の11億5471億9000万元。
利益をみると交通、電子、電力、ケミカルが増加し、石油化学、石油、建材などは減少した。