無料相談受付中

9月の財新製造業PMI速報値47%、2009年3月以来の低水準―中国

9月の財新製造業PMI速報値は47%で、予測を下回ったばかりか2009年3月以来の低水準となった。9月24日、上海証券網が伝えた。

生産、新規受注、新規輸出受注指数はともに0.7ポイント前後低下し、外需、内需双方の弱さが浮き彫りとなった。

中国国際金融(中金公司、CICC)は「9月のPMI速報値は経済下押し圧力の大きさを示している。9月の工業付加価値額の増加率も5.5%前後まで縮小するかもしれない」と分析した。

中金公司は先週、今年第3四半期のGDP成長率予測を7.0%以下に下方修正したばかりで、その他のアナリスト機関の多くも7.0%を切ると予測している。

モルガンスタンレー華キン証券マクロ経済研究主管の章俊氏は「実態経済は8月に入って落ち着きがみられるが、全体の力強さはなお注視する必要がある。第3四半期のGDP成長率は7%を切る可能性が大きく、我々は6.8%前後と予測している。第4四半期に政策効果が現れないなら年間の成長率も政府目標を下回る6.9%となるだろう」と述べた。