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中国・四川の元ハガス田、ガス生産量11億立方メートル突破

中国石油化工(中国石化)西南油気の元ハ(ハはつちへんに覇)ガス田の操業開始以来の産出量が、原料ガス11億6000万立方メートル、輸送用商品ガス9億3000万立方メートル、工業硫黄8万5000トンとなった。9月24日、中国網が伝えた。

中国石化石油工程技術研究院の路保平院長は「元ハガス田は埋蔵場所が深く、地形が複雑なため、開発の過程で技術革新を進めてきた。また、採掘機械、材料の国産化にも力を入れ、コストの大幅減を実現した」と述べた。

中国石化西南油気の張百霊副総経理は「元ハガス田は、“川気東送”(四川のガスを東に送る)の重要構成部分で、ここで生産されたガスはパイプラインを通じて各地に送られている」と語った。

元ハガス田は中国石化が四川盆地で発見した大型ガス田で、中国第2の酸性ガス田でもある。確認されている天然ガス埋蔵量は2194億平方メートルで、埋蔵されている場所の深さは約6700メートル。高温で硫黄濃度が高く、地形も複雑で、世界でも開発が最も難しいガス田の一つとされている。