無料相談受付中

1~8月の労災死者、2年連続増加で9人 山梨

 厚生労働省山梨労働局は今年1~8月の労働災害事故発生状況(速報値)を発表した。

 死者と傷者(休業4日以上)は計440人で、前年同期比25人減少となったが、死者が9人で同2人増となり、1~8月としては2年連続増。

 同局では山梨第12次労災防止計画(平成29年度までの5カ年)で年間死者数を「5人以下」とする重点目標を掲げており、業界団体へ労災防止に必要なコストへの理解を求め、安全、健康に対する意識改革を促進する方針。

 死者の業種別では運輸、卸売り、小売業各2人、製造、建設、林業各1人。製材工場でトラックの荷台から落下した丸太の下敷きになったケースや、原付きバイクに乗った新聞配達員が配達中に別の原付きバイクの配達員と出合い頭に衝突したケースなどがある。