県の平成２７年度高齢者福祉基礎調査（調査基準日４月１日）によると、県人口に対する高齢者（６５歳以上）割合を示した高齢化率は２７・４％で、前年度から０・８ポイント増加した。全国高齢化率２６・４％（概算値）と比べて１ポイント高い。過去の全国と山梨県の高齢化率の推移から予測して、今後も全国より早く高齢化が進み、３７年度には全国が３０・３％に対して山梨県は３２・５％となる。

　県内の高齢者人口は２３万３６４９人（前年度比５７３８人増）。６５歳以上の夫婦世帯は３万７６４５世帯（同１６３３世帯増）となった。

　市町村別の高齢化状況では、丹波山村を除く２６市町村で前年度と比較して高齢化率が上昇している。高齢化率が高いのは早川町が１位で５０・０％、２位が丹波山村（４７・７％）、３位が小菅村（４４・６％）の順。このうち丹波山村は高齢化率が前年度（４８・０％）より下がっている。