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中国-アラブ間貿易、2025年に6000億ドル

中国商務部と中国国際貿易促進委員会は「2015年中国-アラブ国家博覧会」のプレス発表会で、同博覧会がシルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードからなる「一帯一路」構想にとって重要な協業の場になるとの考えを示した。8月18日、中国経済網が伝えた。

中国-アラブ間の昨年の貿易額は前年比5.2%増の2512億ドルだった。そのうち輸出は同12.3%増の1139億ドル。機械電機、紡績服飾、ハイテク製品などが主力で、輸入は石油が中心となっている。

中国のアラブ国家への直接投資残高は2014年末時点で100億ドルで、アラブ国家の対中投資は累計31億ドル。

商務部の銭克明副部長は「アラブ国家にとって中国は第二の貿易パートナーで、原油の大口輸出先でもある。アラブで工事請け負いや投資を行う中国企業も増えている。今後10年で貿易額を6000億ドルに増やしたい」と紹介した。銭克明副部長によると今年1~5月の中国-アラブ間の貿易額は843億ドルで、貿易額の伸び幅は中国の輸出額の伸び幅を上回っている。