包頭で開かれたレアアース産業関連のフォーラムで、業界関係者は「中国のレアアース製品の生産設備の過剰はこの５年で深刻化している。生産の管理を強化するべきだ」と指摘した。８月９日、新華網が伝えた。

中国レアアース協会の陳占恒副秘書長は「２０１１年までは中国の川上のレアアース生産能力は１８～２０万トンだったのが、レアアース投資ブームが起きた２０１１年末には３０万トンに激増した。昨年の生産能力は約４０万トンに達したと推定される」と指摘。

中国レアアース学会の弘安文副秘書長は「今の生産能力は多すぎだ。市場は競争過当で業界の健全な発展を妨げている。２０１１年７月から現在まで、多くの製品の価格は７０％以上下落し、赤字に陥っている企業が少なくない」と述べた。

このほか業界関係者からは「産業再編を進め、違法業者を厳しく取り締まるべきだ」などとの意見が出た。