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中国の化学繊維生産量11.63%増 1~6月

今年1~6月の中国の化学繊維生産量は前年同期比11.63%増となり、増加幅は前年同期から4.11ポイント上昇した。8月3日、中国新聞社が伝えた。

今年第1四半期は春節などの要因で、稼働率が低下したものの、その後はポリエステル、ナイロンなど主要部門の稼働率が回復し、4~5月のポリエステルフィラメント糸業界の稼働率は85%を上回った。ただし5月中旬から再び稼働率が下がり始め、6月は調整に入った。

利益をみると、1~6月の業界の売上高利益率は前年同期比1.29ポイント上昇し、稼ぐ力は高まっている。

中国の化学繊維製品の輸出が増えるにつれ、貿易摩擦も激しくなっており、業界関係者は「業界は輸出ルールを守るとともに、企業は製品の付加価値と競争力を高め、単純な価格競争から脱するべきだ」と指摘している。

中国化繊工業協会は「今年の中国紡績業界は安定成長の基調にあり、今年前半の勢いを維持するだろう」と分析している。