お金の貸し借りをしたい人をネット上で結びつけるソーシャルレンディングを扱う網貸之家などが公表した業界7月月報によると、今年7月末時点で通常営業しているソーシャルレンディングのプラットフォームは前月比5.32%増の2136だった。そのうち問題のあるプラットフォームは109増えて895になった。業界関係者は、「今年後半はルール厳格化によって業界に淘汰の波が訪れる」と分析している。8月4日、経済参考報が伝えた。
7月のソーシャルレンディングプラットフォームのトラブル発生率は4.86%で、依然として高水準にある。トラブルの57.8%は「踏み倒す」で、「キャッシュ化できない」が31.19%と2位だった。
政府はインターネット金融の健全発展に向け制度の整備を進めており、ソーシャルレンディング業界にとっては脅威にも機会にもなる。業界は急成長していると同時に、リスクを冒して無理な経営をする企業も出ており、政府が秩序化に乗り出すと、ルールに違反している中小企業は淘汰が避けられないだろう。
金信網の創業者である安丹方氏は「政府の意見や監督ルールが実行されるのに伴い、業界は無秩序な成長に別れを告げざるを得ない」と述べた。また、今年後半は銀行、証券会社などがインターネット金融に参入する見込みで、業界の競争はさらに激化しそうだ。