米紙フォーチューンによる世界の企業番付「フォーチューン・グローバル５００」が２２日に発表され、中国石油化工集団（シノペック）の２位を筆頭に中国企業１０６社（香港５社・台湾７社を含む）がランクインした。中国の複数のメディアが２２日報じた。

「フォーチューン・グローバル５００」は世界で最も権威があるとされる大型企業番付。ランクインの最低基準は売上高２３７億２０００万米ドル（約２兆９４００億円）となっている。５００社の総収入額は前年比０．４９％増の３１兆２０００億ドル（約３８６８兆円）となった一方、全体の利益額は１兆６７００億ドル（２０７兆円）で１４．７６％の減少となった。

今年のランキングではウォールマートが１位、シノペックが２位、ロイヤル・ダッチ・シェルが３位となった。

香港・マカオ・台湾を含む中国企業は昨年より増えて１０６社がランクイン。一方、米国企業は昨年と同じ１２８社で、米中間の差はさらに縮まった。

中国本土企業で初めてランクインしたのは、陝西煤業化工集団、中国光大集団、中国航天科技集団、中国保利集団、海航集団の５社。また、中国本土の民間企業では華為投資控股が２２８位、中国民生銀行が２８１位、浙江吉利控股集団が４７７位に入った。