ニュージーランド統計局が２１日に発表した統計で、今年６月に同国を訪れた中国人観光客が昨年の同時期に比べて急増し、外国人観光客数の記録更新に貢献したことが明らかになった。新華網の報道を、シンガポール・聯合早報が２１日報じた。

６月にニュージーランドを訪れた中国人観光客はのべ１万６１７６人で、前年同期比２８．５％増となった。また、６月までの１２カ月間の累計中国人観光客数はのべ３１万人を超え、同３０．３％増を記録した。

同国を訪れる外国人観光客の主力は中国、オーストラリア、米国の３カ国。６月までの１２カ月間で、この３カ国の観光客が全体の６１％を占めた。なかでもオーストラリア人観光客が最も多く、同時期の延べ人数は１２９万人近くにのぼり、前年同期比で４％増となった。

中国人観光客が激増している状況について、ニュージーランド観光局は「多くの航空会社が中国とニュージーランドの都市を結ぶ航空路線の輸送力を強化したことが一定程度寄与している」としている。