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株価暴落で中国富裕層の海外不動産購入が急増、批判の声も―豪紙

豪経済紙のオーストラリアン・ファイナンシャル・レヴューは12日、中国上海の株価暴落を受けて中国人富裕層がリスクを回避するため、オーストラリアや英国、カナダといった海外での不動産購入を増やしていると報じた。中国・環球時報が13日伝えた。

6月中旬以降、中国の株価が急落したことにより、中国の投資家が株を売って現金化し、当初は米国債やスイスフランを買う動きが見えた。しかし最近では海外で不動産を購入するケースが増えているという。

英ロンドンのある不動産仲介業者は最近、「ビルごと住宅を買いたい」という中国人の買い手2者を接客した。中国人がビルごと住宅を買いたいというケースは少なく、資金が動いてきていることを感じたという。

ただ、中国資本が海外の不動産購入を増やすことには批判の声も出てきた。ロンドンやシドニー、バンクーバーでは中国人の買い手が現地の住宅価格を押し上げたと非難する声が聞こえる。