昨年の中国の小売り１００強企業の売上高は前年比２６．２％増の３兆３７４１億元だった。伸び幅は昨年から６．４ポイント上昇した。７月９日、中国新聞網が伝えた。

売上高のうちオンラインショッピングの売上高は同１１０．１％増の１兆１０４９億３０００万元だった。実店舗形式の小売り企業の売上高はここ数年伸び悩んでおり、２０１４年は同５．６％増にとどまった。

中国商業連合会の王耀副会長は、「中国の小売業は環境の変化に対応し対策を取るべきだ」と強調。「従来の実店舗小売業者の高成長時代は終わった。これからは経営の本質に立ち帰り、コストを引き下げ、消費者に価格に見合った商品を便利に、楽しく提供する必要がある」と述べた。また、携帯電話の買い物に対応し、ネットを通じて消費者の購買行動データを収集、分析する必要性も指摘した。