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親族間トラブルの第3位「介護問題」半数以上が他人事

4人に1人が65歳以上という高齢化社会の現代日本。この割合は今後も上昇を続け、20年後の2034年には3人に1人が高齢者になる見込だと言われています。そうなると、誰にとっても他人事ではない共通課題となるのが“介護問題”ですよね。

日本法規情報株式会社が男女1,272名を対象に行ったアンケート「親族間トラブルに対する意識調査」によると、親族間でのトラブルの第3位に“介護問題”が挙げられていました。

そこで今回は、世の中の人たちの“介護”に対する考えを紹介します。



■“介護問題”が親族間トラブルの第3位

調査によれば、親族間トラブルの原因は、「金銭問題」が27%、「相続問題」が15%、「介護問題」が14%、「仕事の問題」と「離婚問題」が11%、「嫁姑問題」が10%という結果でした。

介護問題は現在すでに親族間トラブルの主要な原因になっていると言えます。高齢化がどんどん進む今後はさらに上位にランクインしていくことでしょう。というより、第1位になる日もそう遠くはないと言っても過言ではない。それくらい差し迫ってきている問題なのではないでしょうか。



■約6割が介護について「話し合ったことがない」

ただ、「介護問題について親族間で話し合ったことがあるか?」というアンケートには、「話し合ったことがない」と回答した人が58%。「話し合ったことがある」と回答した人はわずか12%という結果になりました。

さらに、「介護問題について考えた事はあるが話し合ったことはない」が12%、「介護が必要な親族がいない」が10%、「介護問題について考えたくない」が5%、「介護の話は避けている」が3%という結果でした。

親族間トラブルの原因になってしまうケースが急増してきている介護問題。今後はさらに増加するであろうことが目に見えているのにも関わらず、未だに“介護問題は他人事”だと感じている人が半数以上を占めているという実態が浮き彫りとなりました。



“介護問題”は多くの人が避けては通れない道になる、これからの日本の共通課題であると言えます。しかも、「今はまだ大丈夫」と思っていても、いつ親族が倒れたりするかなど予測できるものでもありません。“介護”が突然身に降りかかってくるというケースも少なくないのです。

「介護なんて他人事」という考え方は早めに改めて、親族との話し合いだけでもしておいた方が良さそうですね。