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活用の幅広がる3Dプリンター、工業分野から日常生活に

3Dプリンターの日常生活への応用が始まっている。新婦のアクセサリーや引き出物など、結婚披露宴での活用も可能になっている。7月6日、解放日報が伝えた。

上海で開かれた国際デジタル映像撮影機材展覧会では、上海普利生機電科技が新婦の写真を撮影し、小型フィギュアをプリントする技術を披露した。同社の候鋒董事長は「3Dプリンターは工業技術と思われているが、もっと幅広く活用できる。人形以外にもアクセサリーなど、従来の手工業規模では実現できないものも作ることができる」と述べた。

目下の課題は、高すぎる価格だ。人形を3Dプリンターで制作するサービスもあったが、価格は1、2万元だった。しかし候鋒董事長は「生産の大規模化に伴って、コストは下がっている。今なら人形は1、2千元で作れるし、将来的にはこの半分になるだろう」と語った。

3Dプリンターのメーカーだけでなく、映像や印刷、インターネットに携わる企業はどこも3Dプリンターの個人消費市場に着目している。最近ではクラウドを活用したプリンへの注目が高まっており、川上、川下のニーズに合わせて応用の幅は広がっていくだろう。

ベルギーのマテリアライズ社は中国企業の金運激光と提携し、中国の消費者や設計者、3Dプリンター関連企業が情報の共有や協業を行えるよう、プラットフォームを構築している。