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中国の第2四半期GDP 専門家は「6.9%増」

国家統計局は今週水曜日に第2四半期のGDPを公表するが、成長率は7%を下回り6.9%になるとの予測が多い。7月6日、京華時報が伝えた。

UBS中国チーフエコノミストの汪涛氏は「実態経済活動が弱く、生産も需要も振るわない。不動産販売は好転しているが、在庫の高止まりなどで製造業の生産投資は抑えられている。第2四半期のGDP成長率は第1四半期よりやや低下し6.9%になるのではないか」と予測した。

海通証券マクロ経済アナリストの姜超氏は「6月に入って発電量や石炭消費が伸び悩んでいる。6月の工業付加価値速報は5.4%と依然として低い。世界経済に明るさが見えない中で、輸出の不振が際立っている。生産設備過剰や融資コストの高さは製造業の投資の制約要因となっている。ただ、消費は落ち着いている」として、GDP成長率速報値を6.9%と予測した。

汪涛氏は「この1カ月で国務院はインフラ投資を始めとするミニ刺激策を強化している。第3四半期には効果が現れるだろうが、不動産建設が活発でなく、年間のGDP成長率は6.8%になりそうだ」と指摘した。