北京神飛航天科技成果報告会が2日、北京で開かれ、2014年末までに宇宙で開発された新種の農作物が25省で68万ムー(1ムーは1ヘクタールの15分の1)栽培され、、農業付加価値30億元を実現したと報告された。7月2日、中国新聞網が伝えた。
中国は1987年から、種子や芽を宇宙環境に置くことで人工的に遺伝子変異を発生させ、地球に戻してから良質の品種を選ぶ取り組みを実施している。
北京神飛航天応用技術研究院の毛宏偉副院長は「この28年で、農作物の生産量が増加しただけでなく、作物の栄養、安全性も向上した」と強調した。
中国の野菜種子の年間取引量は約6億元で、輸入が60%以上を占める。中国はすでに野菜分野でこのプロジェクトを通じて28品目の新種開発に成功している。今年は小麦、トウモロコシ、大豆の新種開発に取り組むという。