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米国務省、AIIBに高い基準と統治求める

米国務省の官僚は、「アジアインフラ投資銀行(AIIB)は中国が基礎インフラ投資でさらに重要な役割を担うことを後押しする、前向きな兆候だ」と指摘した。6月30日、中国新聞網が伝えた。

AIIBは29日、北京で署名式を行った。協定によると資本金は1000億ドル。中国の出資比率は30.34%で、投票権の26.06%を握る。

米国務省のマーク・トナー副報道官は29日の定例記者会見で、「アジアの基礎インフラ需要は巨大だ。中国はAIIBの設立によって、基礎インフラ投資でさらに重要な役割を担うだろう」と指摘した。トナー副報道官はさらに、AIIBに対して「国際通貨基金(IMF)や世界銀行のように、高い基準と統治を期待する」と述べた。

AIIBには57カ国が参加の意向を表明しており、署名式では50カ国が署名した。未署名の国家は年末までに署名できる。米国は参加を見送っている。