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中国の人工知能技術、大規模実用化段階に 全体では先進国に遅れ

中国科学院メンバーの譚鉄牛氏は、天津で開かれたフォーラムで「中国の人工知能技術は、大規模実用化できるものも現れている」と述べた。6月29日、新華網が伝えた。

譚鉄牛氏によると、中国の人工知能技術の産業への応用は、取り組みが遅れたものの、その後の成長は目覚ましく、文字識別、言語識別、中国語情報処理、ビックデータ分析、ロボットなどの分野では実用化ベースに入っているという。

特に昨年の産業ロボットの販売は、前年比54%増の5万6000台に達した。

ただ、譚鉄牛氏は「ハイテク部品や工業設計、スマートシステム、大規模応用システム、ビックデータの開放共有などにおいては、先進国に後れを取っている」と指摘。人材やハイテク産業への投資でも先進国と差があることを認めた。例えば、国産ロボットの市場シェアは13%しかなく、ロボットの4大コア部品も輸入に頼っている現状がある。