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中国公共外交協会副会長「日本による『一帯一路』インフラ建設参加を歓迎する」―中国メディア

中国新聞網は28日、中国公共外交協会の張九桓副会長が27日に、中国政府の進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」への日本の参加を歓迎すると発言したことを報じた。

これは、27日に広西チワン族自治区南寧市で開かれた、中国-アセアン文化交流・発展協同イノベーションセンター主催の公共外交シンポジウムに張副会長が出席した際、インタビューに対して語ったもの。

タイ、シンガポール、ネパール駐在の中国大使を歴任してきた張副会長は、日本がタイの高速鉄道建設に協力するという報道に対して「われわれは歓迎する」とコメント。「中国と沿線各国がともに努力してインフラ建設を行うほかに、他国による参加もわれわれの『一帯一路』建設にとって一助となる」と述べた。

一方、昨年12月に李克強首相とタイ・プラユット首相との間で結ばれた備忘録に盛り込まれた、中国・タイ両国の鉄道建設協力についても「タイから歓迎されている。たちまち意気投合した感じだ」としている。

張副会長は、「一帯一路」戦略において、ハード面の整備とともに、例えば鉄道、道路、水運、税関などに関する制度や規則といったソフト面での整備を進め、中国と沿線国との「接続」を図ることが「中国と東南アジア各国の経済協力や地域経済発展おいて非常に大きなメリットとなる」とも語った。

また、中国がタイのほかにラオスともすでに鉄道建設協力合意を取り付けたとするとともに、「一帯一路」戦略もアジアインフラ投資銀行(AIIB)同様オープンで寛容なものであることをアピールした。