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中国旅行会社、日本旅行市場に一斉参入

端午節に日本に旅行した中国人客は、昨年の3倍だった。6月25日、北京日報が伝えた。

中国の国内旅行業界は競争が激化していることもあり、各社とも一斉に日本旅行市場に参入している。携程(シートリップ)は今年5月、日本支社を正式開設し、日本のパートナーとの提携を深める意向を示した。

シートリップ幹部は「どこも日本旅行ブームの恩恵にあずかろうとしている。チケット、ホテル、バス、ガイドなど旅行資源の奪い合いになっている」と語る。日本へ行くチケットは半年から1年前に予約する必要が生じているという。

シートリップによると、今年の日本ツアー客は前年比倍増し、同程旅遊でも昨年同期の10倍超の勢いとなっているという。人気の理由について同程関係者は「欧米や中東などに比べて旅行期間が短いため、スケジュールを組みやすい。費用も3000~5000元と、国内旅行に近い。日本のビザ政策の緩和や円安も追い風になっている」と述べた。

日本政府観光局(JNTO)の統計によると、中国人旅行客の買い物額は1人平均1万2000元で、世界最高という。