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HSBC6月の製造業PMI49.6―中国

HSBCが23日に公表した6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値は49.6で、この3カ月で最高だった。生産指数は50.0、新規受注指数は50.3、新規輸出受注指数は49.9、原材料在庫指数は50.8に上昇した一方、雇用指数は前月の48.7から46.8に低下。サプライヤー配送時間指数も49.6に下降した。6月24日、中国証券網が伝えた。

HSBC中華区チーフエコノミストの屈宏斌氏は「国内外の外需が好転し、企業の在庫整理も進んでいる。ただ、雇用指数の悪化が続き、経済の下押し圧力は依然として懸念される。政府は経済回復の足取りをしっかりさせるために、金融緩和を進めるのではないか」とコメントした。

調査会社マークイットのエコノミスト費徳思氏は「新規受注が増えており、製造業に改善の兆しがみえる一方、引き続き人員削減を続けており、企業は先行きに悲観的であることを示している。年後半に景気刺激と雇用創出に向けた政策が打ち出される可能性がある」と指摘した。