２４日付の中国メディア・中国新聞網は、円安により日本の不動産を購入する中国人が徐々に増え、訪日観光を楽しむ中国人は激増していると報じた。

在上海日本領事館によると、昨年からビザ発給件数が爆発的に増加しており、１２年の４３万５０００件、１３年の３７万４０００件から、１４年は８７万４０００件に上った。今年は１～４月だけで４９万８０００件と前年の２倍以上となっており、通年では２００万件を突破する見通し。

これと同時に日本の不動産を購入する人も急増中だ。政治関係は複雑化し、アジアインフラ投資の主導権をめぐる争いも展開中の両国だが、人と資本の流れは活発化している。こうした傾向は、両国の政治や経済・貿易関係にプラスの作用をもたらすものと思われる。