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旅客輸送能力でアジア1位、中国南方航空が新たに30路線の直行便を就航 中日の地方都市交流を促進

2014年の旅客輸送数が延べ1億人を超え、624機の旅客機を擁する中国南方航空は、2009年に日本航空を抜いて、初めて旅客輸送能力でアジア1位に躍り出てより、今日までその座をキープしながら、伝説を塗りかえてきた。爆発的な伸びを見せる訪日中国人観光客と中国を訪れる日本人観光客により良いサービスを提供するため、中国南方航空は日本の6都市と中国の10都市間に定期便を就航させてきたが、今年新たに30路線を就航させる。6月10日、中国南方航空日本支社が東京で説明会を行った。人民日報海外版日本月刊が伝えた。

席上、日本支社の呉国翔支社長は次のようにあいさつした。「アジア最大の航空会社として、南方航空の昨年の旅客輸送数は1億人を突破し、世界第3位となりました。本年、南方航空と系列の厦門航空、四川航空は中日間に30の新たな直行便路線を就航させ、既存の路線も大幅に増便します。5月には静岡、名古屋、大阪に5路線を就航させ、その後の2ヶ月でさらに、日本の5都市と中国の12都市の間に20以上の直行便路線を就航させます。特に今年8月には、国際空港化が進む羽田空港に初めて乗り入れます。これにより、南方航空の日本での運航地点は12になります」。 

さらに、「今年は渡日市場が急速に成長する年です。通年で述べ400万人を突破することは間違いないでしょう。中国は日本にとって最大の観光客市場国となるでしょう。この度、南方航空が新たに開設した路線の最大の特徴は、中国の内陸都市、特に中西部都市と日本が直接結ばれたことです。これらの都市のほとんどが、日本への運航は初めてです。これらの路線の就航が中国人観光客の訪日と日本経済に与える影響は大きいと思います」と指摘した。

続いて、中国駐日本国大使館商務処の劉亜軍公使が祝辞を述べた。「この度の日本への新たな30路線の就航は、在日華人にとっても朗報で、里帰りがさらに便利になります。日本人も中国へより行きやすくなります。中日両国は一衣?水の隣国であり、歴史的文化的繋がりも深い。両国民の友好への願いは強く共通のものです。周知のように、中日関係には難しい時期がありましたが、昨年11月と本年4月には首脳会談が実現し、中日関係は徐々に改善しつつあります。5月には、二階俊博先生が3000人の訪中団を組織して訪中され、高い評価を得ました。今後、日本人の中国観光に大きな役割を果たすものと確信致します」。

中国国家観光局駐日本代表処の張西龍首席代表は、「中日交流の歴史において、1年間に30もの新路線を就航させた航空会社はありません。南方航空のこの度の壮挙は、中日の経済、文化等の交流に大きな推進的役割を果たすでしょう。この度就航する新路線は、基本的に中日の地方都市を結ぶ路線であり、両国国民の相互理解を推進し、両国の地方都市交流にとっても重要な意義があります。嬉しいことに現在、訪日中国人観光客が安定した成長を続けているだけでなく、中国を訪れる日本人観光客にも回復の兆しがあります。これは、中日関係が回復の兆しにあることを示唆しています」と述べた。