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中国の対米輸出比率、5年ぶりの高水準

5月の中国の対米輸出が輸出全体に占める割合が約5年ぶりの高水準になったことについて、中国商務部の沈丹陽報道官は「いいことだ」とコメントした。6月18日、中国新聞網が伝えた。

中国の5月の対米輸出は7.9%増加した。増加幅は前月より4.5ポイント高く、対米輸出額は輸出全体の18.8%を占め、2010年8月以来最高となった。一方、対EU、日本、韓国輸出はやや減少した。

沈丹陽報道官は「米国の経済回復の足取りが強く、市場の需要が伸びている。一方で人民元高がEUや日本への輸出力をそいでいる」と指摘した。昨年後半以降、人民元は米ドルに対し安定しているが、ユーロ安、円安が進行している。 

沈丹陽報道官は「中米は重要な貿易パートナーであり、貿易規模や提携分野は拡大を続けている。貿易の依存度や経済融合が高まるのは、よいことだと捉えている」と述べた。