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アジアインフラ投資銀、ドイツが45億ドル分担

ドイツはアジアインフラ投資銀行(AIIB)の資本金のうち45億ドルを分担することが明らかになった。6月10日、匯通網が伝えた。

ウォールストリートジャーナルの報道によると、AIIBは世界銀行やアジア開発銀行と異なり、無報酬の非常駐理事会によって管理監督される。中国が主導するアジアインフラ投資銀は、北京でこの大型プロジェクトを効率的に運用する姿勢を見せるため、構造を簡素化している。

最大出資者として、中国は拒否権を確保することになりそうだ。AIIBは開発途上国により大きな発言権を与えており、途上国の地位は国際通貨基金(IMF)や世界銀行に比べると高くなるだろう。  

AIIBの投票権はメンバーの出資額、経済規模など複雑な基準に基づいて分配する。基本の投票権以外に、創設メンバーには各600票が配分される。アジア太平洋国家は少なくとも投票権の75%を確保し、他の国際組織に比べるとその力は大きい。

報道は、中国が1000億ドルの初期出資金のうち297億8000億ドルを分担すると伝えている。計算によると、中国の投票権は25~30%になる見込みで、構造、メンバー、増資などの重要事項の決定には75%の同意が必要なことから、中国は拒否権を持つと言えそうだ。