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中国の水質 「生活用水に適さない」割合が地下水で6割、地表水で4割

中国環境保護部が4日発表した「2014年中国環境状況公報」で、中国本土の地下水の約6割、川や湖などにある地表水の約4割が「生活用水に適さない」水質であることが分かった。台湾・中時電子報が5日伝えた。

公報によると、地下水では全国4896カ所での検査で、水質が「悪い」、「極めて悪い」と判定され、生活用水に適さないとされた場所が全体の計61.5%に上った。また地表水でも全国968カ所のうち、約4割が生活用水、養殖用水や水泳に適さない水質だと判定された。

中国当局は水汚染対策として、2016年末までに精油業や製紙業などで水の汚染源となる工場への取り締まり・対策を強化することを発表している。