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中国の機械工業、予想以上の落ち込み

中国機械工業聯合会(中機聯)は今年の業界環境が予想以上に厳しく、第2四半期はなお底を探っていると明らかにした。今年後半は回復が見込まれ、1年の成長率は前年を下回るものの、7~8%を維持できるとの見通しだ。6月2日、中国証券報が伝えた。

中機聯関係者によると、生産設備過剰、需要不振、固定コスト増などで、機械工業の各種指標は弱含んでいる。第1四半期の機械工業大手企業の利益成長率はわずか1.42%だった。

1~4月の機械工業付加価値増加率は5.8%で、1~3月から0.5ポイント低下しただけでなく、前年同期を5.7ポイント下回った。

特に中低価格品の生産設備過剰が深刻で、過当競争となっている。建設機械業界では、生産停止に追い込まれている企業も多い。受注低迷はしばらく続きそうで、重点企業の受注も前年同期から9.24%下落した。第1四半期の企業の未回収債権は前年同期比6.63%増の3兆2800億元で、主事業売上高の41.99%を占めており、企業のキャッシュフローへの悪影響は避けられない。

中機聯関係者は「今年第1四半期の落ち込みは予想以上だった。第2四半期も底を探ることとなるが、後半には回復するだろう」と述べた。