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上海の不動産取引が活発化、2013年3月に次ぐ成約面積

上海の不動産市場は5月に入って活発化している。3月末に実施された市場支援策の効果が現れ、昨年後半から積み重なっていた在庫の消化も進んでいる。6月2日、解放日報が伝えた。

徳佑鍵家の統計によると5月の上海の新築分譲住宅の供給面積は前月比6%増、前年同月比25.2%増の106万7000平方メートルで、成約面積は前月比14.7%増、前年同月比139.4%増の142万6000平方メートルだった。1平方メートルあたりの平均成約価格は前月比8.2%増、前年同月比15.4%増の3万1832元。成約面積は2013年3月の154万平方メートルに次いで、2010年以降2番目の多さだった。

上海の不動産市場の供給量は需要を下回っており、在庫の消化も進んでいることが分かる。ディベロッパーの姿勢も強気で、高価格帯の開発、販売が活発化している。徳佑鍵家の統計によると、1~5月の41プロジェクトのうち、1平方メートル3万元以下の中低価格プロジェクトは18で、残りは3万元以上の高価格物件だった。

中原地産の統計でも、5月に成約した物件の25.8%が1平方メートル4万元以上だったことが明らかになった。

中古住宅の取引も活性化している。中古住宅の販売は11月下旬に9万件を割り込み、今年3月には7万5000件まで落ち込んでいたが、5月は9万件を超えた。