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5月のHSBC中国製造業PMIは49.2 「回復の兆しは見えにくい」

5月のHSBC中国製造業PMIは49.2だった。HSBC大中華区チーフエコノミストの屈宏斌氏は「数字はどれも弱く、回復の兆しは見えにくい。新規輸出指数の落ち込みが目立ち、外需の先行きが懸念される。資金繰りも厳しく、さらなる金融緩和が必要だ」とコメントした。6月1日、新浪財経が伝えた。

中国政府が発表した製造業PMIも50.2で、市場予測の50.3を下回った。国家統計局のアナリストは「数値はやや上昇したが、歴史的に見ると低い水準だ。製造業の下押し圧力は強い」と述べた。

中国国際金融有限公司のアナリストは「5月の稼動日数は昨年より少ないため、経済データは影響を受けた。6月にもう一歩踏み込んだ金融緩和が必要かもしれない」とコメントした。

中国経済の趨勢は「L」字型となっている。回復の兆しがはっきりしない中、政策出動への期待感が高まっている。