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<ドローン>山梨県警の公開訓練で落下、けが人なし 

 山梨県警が災害時の情報収集などのために導入した小型無人機「ドローン」が31日、同県南アルプス市の櫛形総合公園で初めて行った公開飛行訓練で、着陸直前に落下した。

 県警警備2課によると、ドローンは重さ約4.6キロ。最長で15分間、飛ぶことができる。訓練では、離陸後約7分間、最大約30メートルの高さから機体下部に備えたビデオカメラで周囲を撮影。着陸しようとした際にコントロール不能となった。近くの木に引っ掛かって約2メートル下に落下し、プロペラなどが破損した。けが人はいなかった。

 ドローンは県警が昨年3月、災害時や山岳遭難で行方不明者の捜索に活用しようと計160万円で導入し、1年2カ月間、整備や訓練を行ってきた。県警危機管理室の野中卓志室長は「製造業者と協議して落下原因を究明し、実際の災害出動に向けて万全を期したい」と話した。【藤河匠】