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インドネシア最大のワインイベントに山梨県内の酒蔵が初出展

 インドネシアで今月13日開幕した同国最大のワインイベント「ワイン&チーズ・エキスポ2015」に、県内の酒蔵、ワイナリー計7社が招待を受け、29~31日に自社製品を出展する。現地ではイベントに合わせ、出展初日に現地の富裕層による県産ワイン、日本酒を楽しむ「ヤマナシ・ハッピー・クラブ」設立セレモニーが予定されている。今後の販路支援が期待される。

 県では県産酒類の新市場としてインドネシアを注目しており、平成25年に横内正明知事(当時)が県産ワインのPRイベントを現地で開催。これを機に「…エキスポ2014」に県内ワイナリーが初参加。今回は酒造メーカーが初めて招かれた。

 出展するのは、日本酒の井出醸造店、太冠酒造、谷桜酒造、山梨銘醸、腕相撲酒造の5社と、アルプスワイン、まるき葡萄(ぶどう)酒のワイナリー2社。すでに7社は現地輸入業者による輸入登録手続きが進められ、年内にも同国への輸出が始まる。

 「…エキスポ2015」はジャカルタのショッピングモール「モール・クラパ・ガディン」で6月7日まで開かれる。会場で7社は東南アジア各国のソムリエやマスコミ、ワイン愛好家らに日本酒、ワインを紹介するワークショップや試飲会のほか、設立が予定される「ヤマナシ・ハッピー・クラブ」メンバーなど200人が参加してフレンチレストランで開かれるガラ・ディナーで製品提供する。

 「ヤマナシ・ハッピー・クラブ」はソムリエ、企業経営者、駐インドネシア各国大使らがメンバー。県産ワイン、日本酒の魅力を発信する強力な現地パートナーとなって、同国輸入促進への期待が高まる。