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中国製造業のPMI速報値は49.1、前月から僅かに上昇―HSBC

HSBCが発表した中国の製造業PMI速報値は49.1で、前月の48.9からわずかに上昇した。今年2月以来の上昇となったものの、数値は依然として分岐点の50を割っている。5月22日、北京青年報が伝えた。

項目別にみると5月の生産指数は48.4で、今年初めて50を割った。新規輸出受注指数はこの23カ月で最低の水準だった。

HSBC大中華区チーフエコノミストの屈宏斌氏は「内需の縮小には歯止めがかかりつつあるが、下押し圧力はなお存在する。また、新規輸出受注指数が46.8まで落ち込むなど、外需の弱含みに拍車がかかっている。政府は相次いで金融緩和政策を打ち出しているが、まだ十分であるとは言えず、今後の追加緩和を期待する」と述べた。