無料相談受付中

水力発電設備容量は世界の4分の1を占める、技術輸出に期待感―中国

中国の水力発電設備容量は2014年末に3億キロワットを突破し、世界全体の4分の1を占めるまでになった。国家能源局の劉琦副局長は「水力発電は計画から設計、施工、設備製造、送電など一連の能力を備えている。今後は範囲を拡大し、国際提携を進める」と述べた。5月20日、経済参考報が伝えた。

業界内では「一帯一路」構想が推進される中、水力発電の海外輸出への期待が高まっている。

世界では電力の5分の1を水力発電に頼っており、水力発電比率が5割を超える国は55カ国ある。中国は水力発電所発電容量世界トップテンのうち5カ所を占めており、世界の70万キロワット以上の巨大水力発電施設の半分以上は、中国三峡集団によって管理運営されている。

クリーンエネルギーである水力発電に対しては中国も建設推進を進めており、2020年までに発電設備容量を4億2000万ワットに増やす計画がある。

2050年に世界の水力発電設備容量は現在の10億キロワットから20億キロワットに倍増するとの予測もある。欧州や北米に比べ、アジア、アフリカ、南米での展開は遅れており、今後はこれら地区が水力発電所建設の重点地区となりそうだ。東方証券首席投資顧問の阮軍氏は「中国の水力発電業界は技術が高く、今後は一帯一路戦略の過程で海外進出の機会をつかむだろう」と述べた。