無料相談受付中

中国ブランドの乗用車シェア上昇 SUVが好調

中国汽車工業協会は、4月の中国ブランドの乗用車販売が前年同月比14.3%増加し68万6400台だったと発表した。乗用車市場全体におけるシェアは同3.81ポイント上昇し41.13%だった。中国ブランドの乗用車市場でのシェアは4カ月連続で前年同期を上回った。5月11日、新華社が伝えた。

1~4月の中国ブランド乗用車販売台数は前年同期比19.47%増の297万9700台で、乗用車市場全体におけるシェアは同4.22ポイント上昇の42.73%だった。

ドイツ系、日系、米系、韓国系、仏系の1~4月のシェアはそれぞれ20%、13.31%、11.76%、8.41%、3.60%。前年同期と比べると日系以外は伸びた。

中国ブランドの躍進の背景には、SUV販売台数の大幅増がある。1~4月の中国ブランドSUV車販売台数は同103.9%増の96万6800台で、市場シェアは同14.9ポイント上昇し55.1%だった。中国ブランドMPV車の販売台数も同24.7%増の67万1900台で、市場シェアは89.6%だった。

東風乗用車の李春栄総経理は「中国ブランドはSUVの生産強化にシフトしている」と語る。今年1~3月の中国ブランドの売れ筋上位10車種のうち、8車種がSUVだった。一方で、セダン車市場における中国ブランドのシェアは依然として低く、1~4月の中国ブランドの販売台数は同5%減の90万6500台で、市場シェアも0.6ポイント低下し22.5%だった。