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中国の石油輸入量、米国抜いて世界最大に 4月

英フィナンシャルタイムズは中国税関の統計を引用し、中国の4月の石油輸入量が1日あたり740万バレルとなり、米国(1日あたり720万バレル)を抜いて最大の石油輸入国となったと報道した。5月11日、参考消息網が伝えた。

米国がシェールガス革命で輸入石油への依存度を低下させているのに対し、中国は経済が減速している状況でも石油需要が減っていない。

業界関係者は、輸入増の背景に中国が石油在庫を拡大させていることがあると見ている。

米国は金融危機後に石油消費の抑制に乗り出し、シェールガスの生産増も輸入減につながっている。原油価格の下落で、米国も短期的には石油輸入が増えるとみられているが、石油の輸入減は政策上の目標でもあり、特に中東の原油への依頼は国家安全上のリスクととらえられている。一方中国の石油輸入は今後も増えそうだ。