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中国、米国を抜いて世界最大の原油輸入国に―英メディア

シンガポールメディア・聯合早報は11日、中国が先月米国を抜いて世界最大の石油輸入国となったとする英フィナンシャル・タイムズ電子版の報道を伝え、「この10年間における世界的なエネルギー資源流動の大転換がピークに達した」と報じた。

中国税関のデータによると、4月の中国の石油輸入量は1日あたり740万バレル(世界における1日の石油消費量の13分の1に相当)となり、米国の720万バレルを抜いたことが分かった。

中国の石油輸入量が今年下半期まで米国を上回り続けることはないと予測されている。ただ、今回のデータでは米国がシェール革命によって石油輸入への依存を減らし、一方で中国の石油ニーズが経済減速にもかかわらず減少せずに増加している状況が浮き彫りとなった。