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観光業競争力リポート、中国が45位から17位に上昇―中国メディア

世界経済フォーラムが6日に発表した最新の「観光業競争力リポート」で、中国が前回の45位から17位へと大きく順位を上げたことが明らかになった。新華網が7日報じた。

リポートは、従来からの人気観光国が依然として強い競争力を持っており、今回初めて1位を獲得したスペインのほか、以下フランス、ドイツ、米国、英国が5位までを占めたとした。また、日本が9位でアジアで最も観光業の競争力が高い国とされた。

一方、先進国と新興国間の差も徐々に縮まりつつあると分析。国際旅行客数の増加と現地中間層観光客の拡大によって、東アジア地域が世界で最も活力のある観光エリアとなっているとした。また、2013年から14年にかけて、東南アジアが世界で最も観光客が急増した地域の1つになったとのことだ。

世界の観光業はこの4年間、毎年3.4%のペースで成長。世界経済の年間成長率2.3%と比べると、世界経済の疲弊状態が続く中で強い活力を持っている。同フォーラム観光業理事会は、向こう5年間はさらに成長率が5.2%まで上昇すると予測している。

同フォーラムは2年に1度「観光業競争力リポート」を発表。各地の観光業を通じた経済的社会的効果の潜在力を比較するものとして、14の大きな指標に基づき141の国・地域について分析、ランク付けを行っている。