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富士の観光振興、山梨県の協力を要請

 社団法人・富士五湖観光連盟の堀内光一郎会長らは7日、後藤斎知事に富士山・富士五湖地域の観光振興に関する要望書を提出した。堀内会長は富士山の世界文化遺産登録によって外国人観光客が増えているが、国内外の観光客の多様なニーズに応え、長期滞在が可能な世界に誇れるリゾート地を形成する必要があるとして県の協力を求めた。

 要望書では富士五湖地域と国中地域のワインや果物産地、神社仏閣などの歴史遺産を結びつけた広域周遊ネットの構築に向けた取り組みのほか、増加する外国人観光客が安心して滞在できるよう、救急・災害時に多言語対応が可能な総合的なインフォメーションセンターの設置を求めた。さらに甲府市南部に予定されるリニア中央新幹線新駅と富士五湖地域を短時間で結ぶ道路整備や、新駅に日本を代表する「富士山」を冠した名前を検討案として提示した。後藤知事は要望に対して「外国人の滞在型観光には多言語対応が可能な医療体制は重要だ。観光地の発展は地域経済、住民の暮らしに大きなプラスとなり、県の施策に反映させたい」と述べた。