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中国商務部「貿易はしばらく中低速成長」

中国商務部は「中国対外貿易情勢報告(2015年春季)」において、国外の需要不振や競争力の弱体化、国外の貿易制限などを理由に、貿易はしばらく中低速成長が続くとの見通しを示した。ただし、中国政府が貿易の利便性向上に努力していることや、新しい成長分野を育成していること、財政や金融サービスの向上など、明るい面も指摘した。5月6日、中国証券網が伝えた。

報告によると、中国の輸出が拡大を続けている一方で、輸入は価格の大幅下落と主要製品の輸入量減少で、大きく縮小している。世界経済に不確定要素も多く、国際競争がし烈化しているため、基本的には逆風状態となっている。

商務部の王受文部長代理は5日の会議で、「確かに逆風要因は多いが、総合的に見ると見通しは明るい。国内市場は安定しており、産業構造も強くなっている」と述べた。

昨年の中国の外資利用額は前年比3.7%増の1285億ドルで、初めて世界首位となった。今年第1四半期も前年同期比10.6%増の348億8000万ドルと安定している。