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アジア投資銀、最初の顧客は大地震被害のネパールか・・中国外交部「各国との協議必要」

4月25日に起きた大地震で甚大な被害を受けたネパールが、中国主導で設立準備中のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の最初の顧客になるのではないかとの見方が出ている。中国の劉建超外務次官補はこれについてこのほど、「AIIBの今後の動きについては、各国との協議が必要だ」と説明した。中国紙・南方都市報が8日伝えた。

ネパール大地震ではこれまでに死者が7700人超となり、同国は復興のために世界から多額の支援を求めている。ネパール政府によると、復興のために集めたい資金は20億米ドル(約2400億円)で、このうちの18億ドルを世界からの支援に頼りたい考えだ。同国の政府関係者から「AIIBに資金的支援を求めたい」との発言もあった。

ネパールもAIIBの創設メンバー国に名を連ねている。ただ、AIIBは2015年末に発足予定で、まだ準備作業中のため、劉外務次官補の発言は現状を説明するものにとどまった。