銀行の第1四半期の決算が出そろった。五大国有銀行はどこも業績が良いとはいえず、純利益の伸び率は2%未満にとどまったが、中小銀行の中には純利益が10%以上増えたところもあった。4月30日、新京報が伝えた。
五大国有銀行の昨年第1四半期の純利益増加率は5~10%だったが、今期は最も高い建設銀行が1.86%で、交通銀行、農業銀行は1.5%だった。
経済の減速、不良債権の増加、金利自由化などで銀行の業績下振れは予測されていた。年度全体では減益を余儀なくされる銀行も出そうだ。
国有銀行の行員は「株価の上昇もあって、大口顧客の金は株式に流れている」と語った。
預金額の増加も思わしくなく、五大銀行の中では交通銀行の6.59%増が最高。工商銀行の預金額増加率はわずか1.87%だった。
一方で中小銀行の成長は目覚ましい。招商銀行、平安銀行、興業銀行、北京銀行、南京銀行、寧波銀行の利益率はいずれも10%以上増えた。