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日本は参加するべき・・中国主導のアジア投資銀、企業調査で4%にとどまる

ロイターが日本企業を対象に行った調査で、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、「公正なガバナンス(統治)が確保された状態でなければ、日本が参加する必要はない」と認識する企業の割合が72%に上ることが分かった。そのため企業の多くは日本政府がAIIB創設メンバーに名を連ねることに対して慎重な態度をとったことにも理解を示している。鳳凰国際iマーケッツが21日伝えた。

調査は4月1~15日、日本の大手企業など483社を対象に実施。このうち約250社がAIIB関連の質問に回答しており、「日本がAIIBに参加する必要はない」と答えた企業が24%、「無条件で参加するべきだ」との回答は4%にとどまった。

日本は同盟国の米国がAIIBと距離を置く姿勢であることに配慮し、また中国の勢いを助けることも望まないという立場であるため、これまでにAIIBへの参加について判断を示さず、「ガバナンスを確保し、透明性を高める必要がある」と訴えている。

調査では企業の84%が「日本が不参加でもデメリットは特に感じない」と回答。